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触覚の器

今年の4月1日より精神障害者が障害者雇用義務の対象となりました。このような障害者雇用促進法の改定が進む中、この夏、中央省庁の障害者雇用数水増しが発覚し問題になっています。先日その実態の報告書が公表され、「障害者雇用を牽引(けんいん)すべき行政機関で水増しが横行していた実態が改めて鮮明にな」りました。
障害者の就労継続や就労移行の支援を行う私たちのような事業所にとっても、この事実は当事者問題として非常に深刻です。

雇用率という単に数値的な面で障害者雇用を考えるような姿勢が、こうした「不正」の背景にあるように思います。改善のためには、障害者の就労を、社会参加における個別的な質の問題としてとらえるべきで、そのためには、障害の有無に限らず、人種・国籍・性別・宗教・年齢などの多様性を包括するいわゆる「インクルーシブ社会」を前提する必要があると考えます。
理想的なインクルーシブ社会では、通常排除されがちなマイノリティとその属性は、多様な存在の中の固有性として尊重されます。マジョリティに従属するのではなく、それを補完し広げていくものとしてポプジティブな役割を担い、新しい価値の創造にもつながります。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の視覚障害者と会津の漆器職人とのコラボレーションによって生み出された「めぐる」という器のシリーズがあります。その形態は、触覚の拡張とでも呼べるもので、視覚障害者の研ぎ澄まされた感性があってはじめて実現した、繊細で心地よい作品ということです。

このような事例は、私たちの事業所がこれから進めていく、工芸やデザインの在り方を探る上で貴重な示唆を与えてくれます(サトウ)

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