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ヘルベチカ・ウォッチ

今年になって、明治維新150周年ということがしばしば話題になっていますが、デザインやアートの分野でも最近、総括的に近代を振り返る動きが幾つか見られます。 例えば、来年の2019年がバウハウス設立から100周年にあたるということで、色々な催しが企画・開催されています。バウハウスはドイツのワイマールに作られた、総合的な造形学校で、モダニズムの確立において中心的な役割を果たしてきたことで知られています。 また、一昨年の2016年には、ダダイスム誕生100周年が祝われました。ダダイスムはアヴァンギャルド芸術、あるいは反芸術運動の一つでスイスのチューリッヒにて始まりました。その特徴は、破壊、否定、ナンセンスといった言葉で形容されます。 このようなスイスのモダンアートの影響とバウハウス的な様式が交錯した、戦後デザインの潮流として、「スイス・スタイル」と呼ばれるものがあります。近年流行の「フラットデザイン」の原点と言えるもので、シンプルで奥行や装飾を排したスタイルが特徴的です。 2015年に札幌芸術の森美術館でも巡回開催された「スイスデザイン展」で、そうした作品の多くを実際に目にすることができました。 この「スイス・スタイル」は「国際タイポグラフィー様式」とも呼ばれ、書体デザインの研究・開発が勢力的に行われました。そうした中から生まれたのが、今日でも世界中で愛され、最も多く使用されていると言われる書体の「ヘルベチカ(Helvetica)」です。 さて、スイスの時計メーカーであるMondaine社が最近、ヘルベチカをモチーフにした腕時計を発表して注目されています。 紹介映像の中で、「Helvetica. A Timeless Font」という言葉が出てきますが、まさに、時代を超えて生き続けるデザインとは何かというテーマが、時間を刻む機械を通じて表現されていることに感動を覚えます。(サトウ)

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